この区域に小学校が新設されることになり、栗東市教育委員会が発掘調査しました。相当広い範囲の発掘調査がなされ、大型建物の発見が期待されました。しかし、竪穴住居が2棟発見されただけで、遺跡、遺物ともにあまり多くは出てきませんでした。
図から判るように、この区域は区画溝の南にあたります。守山市側でも区画溝の南ではほとんど遺構・遺物が見つかっておらず、区画溝は集落の南限のようでした。
X-6に対応する場所は未発掘です。この地域の区画溝は見つかっていませんが、X-6と推定される区画溝とはは微妙な位置関係になります。X-6が存在していたとしても、この位置には古くからの生活道路があり、発掘はできません。
あるいは、X-6の位置をずらして、SB-6を、違う形式の建物、中央部に向かない建物として、建設したのかも知れません。
 この地域の円周上には建物は存在しなかった。


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